イエスは涙を流された。ヨハネによる福音書11章35節

言うまでもないことですが、ロボットや人形が涙を流すことはありません。憐れみの心を持ったり、感動するようなこともありません。涙を流すのは弱いもののすることだと考えられることもありますが、神様が人を神のかたちに創造してくださったことの中に「涙を流す」こと「喜怒哀楽」の感情を表すことも含まれているのです。

神は私たちに愛することを求めておられますが、「愛する」ということは、相手の心の思いに自分もその心を動かされて生まれてくるものです。そのようにこころを動かして私たちに接していてくださる神のみ心が今日の聖句にも表されています。

私たちが苦しみや悲しみの中にある時、神もその思いをよく覚えていてくださいます。「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。」(ヘブライ4:15)

祈り

天の父なる神様、私たちのために敢えて苦しみや痛みを経験してくださり、ひとり子のいのちまでもお与えくださったあなたの愛を覚えて感謝いたします。あなたが愛してくださったように、私たちも愛するものとなることができますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。