7:6 もっとも、わたしは、そうしても差し支えないと言うのであって、そうしなさい、と命じるつもりはありません。
7:7 わたしとしては、皆がわたしのように独りでいてほしい。しかし、人はそれぞれ神から賜物をいただいているのですから、人によって生き方が違います。
パウロは「みだらな行いを避けるために、男はめいめい自分の妻を持ち、また、女はめいめい自分の夫を持ちなさい」と語りましたが、それは、そうしても差し支えないということで、結婚しなければならないという事ではありません。パウロとしては、皆が自分のように独りでいてほしいと述べています。
5節には「自分を抑制する力」という事が言われていました。これは神様から与えられる賜物で、ここでは自分の性欲を制御できる力のことと考えることが出来ます。
その人が独身でいるのか、結婚するのかという事は、それぞれが判断することですが、創世記2章には、神様が「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」(創世記2:18)とお考えになって人を男と女に創造なさいました。また、同じ創世記1章には「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」と言われていますから結婚による祝福ということも理解することが出来るのです。
祈り
天の父なる神様、あなたによって与えられたこの世の人生を、独身であれ、結婚するのであれ、神と人とを愛してあなたの御心に生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。