わたしたちは、いつもあなたがたのために祈り、わたしたちの主イエス・キリストの父である神に感謝しています。あなたがたがキリスト・イエスにおいて持っている信仰と、すべての聖なる者たちに対して抱いている愛について、聞いたからです。1:3~4

パウロは、「いつもあなたがたのために祈り」と述べていますが、私たちは、誰かのためにいつも祈っているという人がいるでしょうか。私はいつもこの人のために祈っている。もちろんそれは24時間その人のために祈っているということではありません。それ以外にも様々なことに心を砕いているにちがいありませんが、絶えず心にかけているということです。

そのように祈る人も祈られる人も幸いな人であると思います。現代は人に対する関心が希薄な時代になってきているように思われてなりませんが、今日の聖句にあるように「神への信仰」と「人への愛」こそが人が人であることのゆえんであるといってもよいのです。

これは、その人のうちに縦の関係である神との関係が確立し、横の関係である隣人との関係が確立しているということに他なりません。神は人間を創造なさるとき、神との関係の中で生きる者として創造なさったのです。ですから、横の関係も大切ですが、横の関係だけでは十分ではないのです。

祈り

天の父なる神様、神を愛し、隣人を愛することができるように、御霊によってお導きください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。