11:30 誇る必要があるなら、わたしの弱さにかかわる事柄を誇りましょう。
11:31 主イエスの父である神、永遠にほめたたえられるべき方は、わたしが偽りを言っていないことをご存じです。
11:32 ダマスコでアレタ王の代官が、わたしを捕らえようとして、ダマスコの人たちの町を見張っていたとき、
11:33 わたしは、窓から籠で城壁づたいにつり降ろされて、彼の手を逃れたのでした。
人は自分の良い所を誇ろうとするものですが、パウロは、「誇る必要があるなら、わたしの弱さにかかわる事柄を誇りましょう。」と言って、弱さを誇ると言いました。
32~33節には、パウロが、ダマスコのアレタ王の代官から命を狙われて、窓から籠で城壁づたいにつり降ろされて、逃れたことが記されています。パウロは以前はファリサイ派としてキリスト者を迫害する者でしたが、ダマスコにおいて復活のイエス・キリストに出会い、今度はイエス・キリストを宣べ伝える者となりました。
そのようなパウロを殺害しようとして、彼は多くのユダヤ人たちに命を狙われるようになったのでした。主イエスは、アナニアに、パウロについてこう言われました。「あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である。わたしの名のためにどんなに苦しまなくてはならないかを、わたしは彼に示そう」(使徒9:15、16)。と言われましたが、まさにその通りになったのです。
祈り
天の父なる神様、様々な苦難を経験しながらもイエス・キリストの福音を宣べ伝えていったパウロのように、福音の恵みのうちに生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。