肉に割礼を受けず、罪の中にいて死んでいたあなたがたを、神はキリストと共に生かしてくださったのです。神は、わたしたちの一切の罪を赦し、規則によってわたしたちを訴えて不利に陥れていた証書を破棄し、これを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました。コロサイ2:13~14

「肉に割礼を受けず」とありますから、コロサイの教会の多くの方々はユダヤ人ではなかったようです。ユダヤ人から見れば異邦人でしたが、神は分け隔てをなさらない方であることを主イエスは教えてくださいました。

実際、主イエスに敵対していたユダヤ人の指導者たちですら次のように述べています。彼らは来て、イエスに言った。「先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、だれをもはばからない方であることを知っています。人々を分け隔てせず、真理に基づいて神の道を教えておられるからです。」(マルコ12:14)

今日の聖句においてパウロは、私たちがどのようにして罪から解放され、キリストに結ばれて新しい命を受けたのかということを記しています。「わたしたちを訴えて不利に陥れていた証書」とは、私たちがこの生涯(過去・現在・未来)において犯したすべての罪と、それにより私たちを有罪(永遠の死)に陥れようとするすべての証拠を、イエス・キリストの十字架の死によって無効なものとしてくださった。債務証書を破棄してくださったということです。

祈り

天の父なる神様、サタンは私たちの罪を指摘して訴えることがありましても、あなたの御子キリストの十字架の贖いのゆえに罪を赦して下さったことを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。