12:3 わたしに与えられた恵みによって、あなたがた一人一人に言います。自分を過大に評価してはなりません。むしろ、神が各自に分け与えてくださった信仰の度合いに応じて慎み深く評価すべきです。
12:4 というのは、わたしたちの一つの体は多くの部分から成り立っていても、すべての部分が同じ働きをしていないように、
12:5 わたしたちも数は多いが、キリストに結ばれて一つの体を形づくっており、各自は互いに部分なのです。
パウロは、自分自身が神の前に罪深いものであるにもかかわらず、ただ神の憐みによって、イエス・キリストによる罪の贖いによってその罪を赦され、イエス・キリストの福音を宣べ伝える者とされました。
彼は自分自身に与えられた神の恵みを覚える時、他の人々に対しても、「あなたがた一人一人に言います。自分を過大に評価してはなりません。」と述べています。ただ神の恵みによってその罪を赦されるとするならば、誰も自分を誇ったり過大評価することは出来ないのです。
私たちの体も神によって与えられたものですが、この体はそれぞれに異なる部分を持ちながら一つの体を形成しています。それと同じように現在建てられているクリスチャンたちは、ユダヤ人であれ異邦人であれ、そのような民族であってもそれぞれの人々が神に召され用いられてイエス・キリストにある一つの体である教会を形成しているのです。
祈り
天の父なる神様、国家や民族、境遇や性の違いなど数々の違いを超えて、私たちをキリストにあってひとつの民とし、和解をもたらし、福音に生きる者としてくださることを心より感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。