12:15 そして、一同に言われた。「どんな貪欲にも注意を払い、用心しなさい。有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることもできないからである。」
私たちの罪の状態を表すものの一つに貪欲があります。衣食住を基本として、私たちが暮らしていくためには様々なものが必要です。しかし、必要以上に求めようとするときにそれはむさぼりとなります。神様は十戒において、「むさぼってはならない」という戒めを与えられています。
人々のむさぼりがなければ、この世界にこれほどに貧富の格差が生まれることはないでしょう。使徒の働きを見ると。初代教会においては、土地を売るなどしてみながその必要を満たしていったために貧しいものが一人もなかったと言われています。
誰の心の中にも貪欲という思いが生まれてくることがあることでしょう。今日の聖句においてイエス様は、「人の命は財産によってどうすることもできないからである。」と言われました。ルカの福音書16:13には「あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」とも言われています。
富や財産に重きを置くような生き方は、神といのちをおろそかにすることにつながっているからです。
祈り
天の父なる神様、あなたは私たちに必要なものをすべてご存知であり、それを与えていてくださいます。あなたに信頼し、あなたのみ心のうちに歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。