6:28 なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。

6:29 しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。

 

この時代の多くの人々は、自分の手で衣服を作りましたが、衣服を紡ぐことは女性の仕事でした(箴言3119参照)ここでは、「衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。」と言われています。野に咲く草花は、働きもせず紡ぎもしなくても神様によって育まれています。

 

イエス様は、ここにおいて野に咲く草花を神様が装って下さる衣服になぞらえています。神さまは、今日生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草に花を咲かせ、ソロモン以上に装っていてくださる。そうであれば、神さまは、御自分の子供であるあなたがたに衣服を与え、装ってくださらないはずはない、とイエスさまは言われるのです。

 

また、ヨブ記において神様はヨブに次のようにお語りになりました。「誰が鴇に知恵を授け/誰が雄鶏に分別を与えたのか。誰が知恵をもって雲を数え/天にある水の袋を傾けるのか。塵が溶けて形を成し/土くれが一塊となるように。お前は雌獅子のために獲物を備え/その子の食欲を満たしてやることができるか。雌獅子は茂みに待ち伏せ/その子は隠れがにうずくまっている。誰が烏のために餌を置いてやるのか/その雛が神に向かって鳴き/食べ物を求めて迷い出るとき。

お前は岩場の山羊が子を産む時を知っているか。雌鹿の産みの苦しみを見守ることができるか。」(ヨブ記38:36~39:1)

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの御手によってこの世界は造られ、この世界をすべ治めておられる働きを覚えて御名を賛美いたします。あなたが今日も私たちを育み支えてくださる恵みを覚えて、思い煩うことなく生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。