2:14 自然の人は神の霊に属する事柄を受け入れません。その人にとって、それは愚かなことであり、理解できないのです。霊によって初めて判断できるからです。

 2:15 霊の人は一切を判断しますが、その人自身はだれからも判断されたりしません。

 2:16 「だれが主の思いを知り、/主を教えるというのか。」しかし、わたしたちはキリストの思いを抱いています。

 

「自然の人は神の霊に属する事柄を受け入れません。」とありますが、私たちも神に導かれる以前は、聖書が記している奇跡の出来事や神による天地創造、死人のよみがえりなどについては、そのまま理解することは難しい者でした。

 

人間の理性によって理解できないこと、科学的に証明できないことは受け入れがたいという思いがありますが、人間の理性が不十分であり、人間の知恵が神の知恵には及ばないことを知らされるとともに、神に信頼して生きる者へと変えられていくのです。

 

「霊に導かれる人」は、聖書を見ても分かりますように、この世にあっては苦難を経験することも多いのです。しかし、霊に導かれる人はそれらにおいても守られ、苦難は忍耐を生み出し忍耐は練達を生み出し、練達は希望を生み出すことを教えられていくのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、イエス・キリストがこの世に生まれ、罪の贖いを実現し、天に昇り、聖霊をお送りになり、私たちが霊に導かれて生きることが出来るように導かれたことを心より感謝いたします。キリストにあって、あなたの御心を求めて生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。