だれがどのような手段を用いても、だまされてはいけません。なぜなら、まず、神に対する反逆が起こり、不法の者、つまり、滅びの子が出現しなければならないからです。この者は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して、傲慢にふるまい、ついには、神殿に座り込み、自分こそは神であると宣言するのです。2テサロニケ2:3~4
再臨が起こるのがいつであるかは明らかにされていませんが、再臨が近いことの兆候として、「まず、神に対する反逆が起こり、不法の者、つまり、滅びの子が出現」することが述べられています。
「神への反逆」が何を意味するのかはここには記されていませんが、それは文字通り神に対する反逆、背教が起こると考えられます。サタンに動かされた神に逆らう者が人々を神から引き離そうとして、様々な悪への誘い、誘惑、迫害が起こるということです。
この手紙が書かれた時代もすでにこうしたことが起こっていましたが、今も各地で迫害が起こっています。トランプ大統領は、先日行われた国連での演説で、世界の8割の人々が宗教的弾圧を受けている事実を訴え、世界の国々に宗教迫害を終わらせるよう求めました。
日本にいるとあまりわからないかもしれませんが、世界に目を向けると聖書を持っていたというだけで投獄されたり、教会堂が重機で破壊されたり、殺害されたりすることも少なくないのです。
主イエスは、国籍や民族の違い、境遇の違い、思想の違いなどによって差別することなく、隣人を愛することをお命じになりました。神の御心に従って生きることが出来るようにと祈り願います。
祈り
天の父なる神様、あなたに従って歩む道は、艱難と、御国と忍耐がセットになっているように思われます。御国だけが欲しいと私たちは思いますが、世々の信仰者たちは、神の祝福に与る人生を、苦難や忍耐と共に歩み続けてまいりました。キリストに倣って歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。