1:1 初めに、神は天地を創造された。

本日より、聖書の冒頭にあります創世記のみことばから読み進めていきたいと思います。創世記は、聖書全体の基礎となるもので、聖書に出てくるその後の信仰者たちは、ここに書かれていることを前提として物事を考え、生活をしてきました。

創世記は、聖書全体を理解するためにも、神と人との関わりや信仰生活の在り方を理解するためにも非常に重要な書物であるということが出来ます。

ここで「初めに」と言われているのは、この世の世界の初め、私たちが生きている(生かされている)この世界の歴史の初めということです。ヨハネの福音書で、「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」といわれている「初めに」というのは、創世記で言われている「初め」よりも古く、この世界が造られるよりもはるか以前の初めのことに言及しています。

「神は天地を創造された。」とありますが、イスラエル人にとって、自分の目線よりも上にあるものが天であり、自分の目線より下にあるものが地であると考えられていました。ですから天地を創造されたということは、この世界のあらゆるものを神は創造されたということを意味しています。

私たち自身をはじめ、この世界が神によって創造されたということは、私たちの人生観・世界観に大きな影響を与えるものとなるに違いありません。

祈り

天の父なる神様、あなたが造られたこの世界は、造り主の栄光を現わしています。しかし、神に背いた人間によってこの世界のあらゆるところであなたの御名は汚されています。
創造主を覚えて日々の歩みを続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。