18:20 主は言われた。「ソドムとゴモラの罪は非常に重い、と訴える叫びが実に大きい。

18:21 わたしは降って行き、彼らの行跡が、果たして、わたしに届いた叫びのとおりかどうか見て確かめよう。」

18:22 その人たちは、更にソドムの方へ向かったが、アブラハムはなお、主の御前にいた。

18:23 アブラハムは進み出て言った。「まことにあなたは、正しい者を悪い者と一緒に滅ぼされるのですか。

18:32 アブラハムは言った。「主よ、どうかお怒りにならずに、もう一度だけ言わせてください。もしかすると、十人しかいないかもしれません。」主は言われた。「その十人のためにわたしは滅ぼさない。」

18:33 主はアブラハムと語り終えると、去って行かれた。アブラハムも自分の住まいに帰った。

 

神は、ソドムとゴモラの町の人々が非常に積み深いことをご覧になって、この町を滅ぼそうと思い、そのことをアブラハムに伝えました。アブラハムがその時先ず感じたことは、その町には甥のロトたちが住んでいるということだったでしょう。

 

アブラハムは、神の前に出て、「まことにあなたは、正しい者を悪い者と一緒に滅ぼされるのですか。」もしもその町に、10人の正しいものがいれば、その正しい者たちのゆえにその町を滅ぼすことを思いとどまらせるように訴えるのです。

 

神は、10人の正しいものがいればその故に私は滅ぼさないと言われました。ここに描かれていることはアブラハムのとりなしですが、アブラハムのように神と親しい者のとりなしの力がいかに大きいかということが記されています。神と私たちの間の確かなとりなし手であるイエス・キリストのとりなしは、私たちの救いのために確かで真実なとりなしであることが分かります。

 

祈り

 

天の父なる神様、アブラハムがとりなしたように、私たちも人々の救いのためにとりなすことが出来ますように、また、あなたがあたえてくださった確かなとりなし手であるイエス・キリストを信じて、あなたの御心のうちに歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。