3:13 モーセは神に尋ねた。「わたしは、今、イスラエルの人々のところへ参ります。彼らに、『あなたたちの先祖の神が、わたしをここに遣わされたのです』と言えば、彼らは、『その名は一体何か』と問うにちがいありません。彼らに何と答えるべきでしょうか。」
3:14 神はモーセに、「わたしはある。わたしはあるという者だ」と言われ、また、「イスラエルの人々にこう言うがよい。『わたしはある』という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだと。」
3:15 神は、更に続けてモーセに命じられた。「イスラエルの人々にこう言うがよい。あなたたちの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である主がわたしをあなたたちのもとに遣わされた。これこそ、とこしえにわたしの名/これこそ、世々にわたしの呼び名。
モーセは、神の召命に応えて出かけていこうとしますが、イスラエルの人々が自分を受け入れてくれるかどうかという不安がありました。それで、彼らは、『その名は一体何か』と問うにちがいありません。彼らに何と答えるべきでしょうか。」と尋ねました。
神はこの時、モーセに、「わたしはある。わたしはあるという者だ」と言われ、また、「イスラエルの人々にこう言うがよい。『わたしはある』という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだと。」答えるように言われたのです。神の名は〇〇です。という答えではなく、「わたしはある」という方、これは存在するという意味と共に、私はあなたと共にいるという意味を持っています。
また、神はモーセに、ご自身を「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」と言われました。神は、人が想像して考え出したような空想や偶像の神ではなく、この歴史の中に生きて働かれる神であるということを表しています。
祈り
天の父なる神様、あなたが罪に堕ちた人類を救うために、多くの預言者たちを立てて教えてくださるのみならず、救いのご計画が着々と実現されて来たことを覚えて感謝いたします。まさに「わたしはある」と言われたあなたのみ言葉とこの世界の歴史は、あなたが生きて働いておられることを教えています。今日も私たちを生かしてくださる恵みを覚えて、あなたの愛にお応えすることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。