8:16 主はモーセに言われた。「明朝早く起きて、水辺に下りて来るファラオを出迎えて、彼に言いなさい。主はこう言われた。『わたしの民を去らせ、わたしに仕えさせよ。
8:17 もしあなたがわたしの民を去らせないならば、見よ、わたしはあなたとあなたの家臣とあなたの民とあなたの家にあぶを送る。エジプトの人家にも人が働いている畑地にもあぶが満ちるであろう。
8:18 しかし、その日、わたしはわたしの民の住むゴシェン地方を区別し、そこにあぶを入り込ませない。あなたはこうして、主なるわたしがこの地のただ中にいることを知るようになる。
8:19 わたしは、わたしの民をあなたの民から区別して贖う。明日、このしるしが起こる』と。」
8:20 主がそのとおり行われたので、あぶの大群がファラオの王宮や家臣の家に入り、エジプトの全土に及んだ。国はあぶのゆえに荒れ果てた。
エジプトの王様がイスラエルを行かせることを許可しないために、続いて神は、エジプト全土にアブの群れをもたらすと言われました。神が言われたことは必ず実現されます。
アブの大群は、エジプトの王宮や家臣の家に入り、エジプト全土に及びました。「その日、わたしはわたしの民の住むゴシェン地方を区別し、そこにあぶを入り込ませない。あなたはこうして、主なるわたしがこの地のただ中にいることを知るようになる。」と言われたように、イスラエルの人々が住んでいるゴシェンの地だけにはアブは入ってきませんでした。
ですから、これは単なる自然現象で起こったことではありません。大量のアブがエジプト中に群がっているのに、ゴシェンの地には1匹も入り込むことがありませんでした。こうして、イスラエルの神によってこの出来事が起こされていることを人々に示されたのです。
祈り
天の父なる神様、人類が罪を犯して以来、この世界は、神とサタンとの戦争状態にあることが聖書によって教えられています。神は一瞬にしてすべての悪を滅ぼすことが出来るのですが、そうしたらこの人類もすべて滅ぼされてしまいます。罪ある人間を救うということは、非常に困難なことであり、神の御子による罪の贖い以外には救いの道がないことをご存知で、そのようにこの歴史の中に救いの道を実現してくださいました。恵と誠を感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。