16:1 イエスは、弟子たちにも次のように言われた。「ある金持ちに一人の管理人がいた。この男が主人の財産を無駄使いしていると、告げ口をする者があった。
16:2 そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『お前について聞いていることがあるが、どうなのか。会計の報告を出しなさい。もう管理を任せておくわけにはいかない。』
これは主人と管理人のたとえと言ってもよいでしょう。神様と私たち人間の関係は、主人と管理人の関係であると言ってもよいでしょう。
人間は神様である主人によって養われているとともに、この世界を治める働きを主人によって任されているのです。任されたものは、任されたからといって何でも好きなように、自分がやりたいようにすればよいということにはなりません。
あくまでも主人の意向を聞きながら、主人の意向に沿って任された働きをしていくべきなのです。
しかし、この管理人は主人の意向を聞くどころか、財産を無駄遣いしていたようです。このことが主人の耳にも入って、主人から、「お前について聞いていることがあるが、どうなのか。会計の報告を出しなさい。もう管理を任せておくわけにはいかない。」
管理人は、このように主人から言われたのです。その後この管理人が何をしたのかが続いて語られていきます。
祈り
天の父なる神様、私たちは主人によって養われていることも、主人によってこの世界の管理を任せられているものであることも忘れてしまうことがあります。あなたの恵みによって生かされているものであることを覚えさせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。