19:29 そして、町中が混乱してしまった。彼らは、パウロの同行者であるマケドニア人ガイオとアリスタルコを捕らえ、一団となって野外劇場になだれ込んだ。
19:30 パウロは群衆の中へ入っていこうとしたが、弟子たちはそうさせなかった。
19:31 他方、パウロの友人でアジア州の祭儀をつかさどる高官たちも、パウロに使いをやって、劇場に入らないようにと頼んだ。
19:32 さて、群衆はあれやこれやとわめき立てた。集会は混乱するだけで、大多数の者は何のために集まったのかさえ分からなかった。
銀細工人のデメテリオによる訴えを聞いた人々は、「アルテミスは偉大だ」などと叫びながら、「パウロの同行者であるマケドニア人ガイオとアリスタルコを捕らえ、一団となって野外劇場になだれ込んだ。」と言われています。
暴動が起こったと言ってもよいでしょう。そのような騒ぎになっているところに、パウロも入って行って人々に説明しようとしたようですが、パウロの弟子たちはそれを止めました。
さらに、「パウロの友人でアジア州の祭儀をつかさどる高官たちも、パウロに使いをやって、劇場に入らないようにと頼んだ。」と言われています。アジア州の祭儀をつかさどる高官たちの中にはパウロの友人がいたようです。友人と言われていますが、おそらくはこの高官たちはパウロによって福音を伝えられてイエス・キリストを信じる者となった人たちではないかと思われます。
大勢の人が集まってきたのですが、「群衆はあれやこれやとわめき立てた。集会は混乱するだけで、大多数の者は何のために集まったのかさえ分からなかった。」というのがこの暴動の有様であったようです。
祈り
天の父なる神様、他の人がやっているからということで、よく考えもしないで自分自身もそれに巻き込まれてしまうということがあります。エフェソで起きた暴動もそれに近いように思われますが、自分の言動について、みことばに聞きながら、あなたの御心に聞き従う歩みをすることが出来ますようにお導きください。
イエス・キリストの御名によって祈ります。