6:8 さて、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。

 6:9 ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。

 6:10 しかし、彼が知恵と“霊”とによって語るので、歯が立たなかった。

6:11 そこで、彼らは人々を唆して、「わたしたちは、あの男がモーセと神を冒涜する言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。

 

「さて、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。」と言われています。ステファノは「霊と力に満ちた評判の良い人」でした。イエス様はあらゆる病気をいやされたのですが、ステファノも主イエスの霊をうけて、人には出来ないような不思議な業としるしを行っていたのです。

 

彼の言葉と業を見るならば、これが神から出たものであることがはっきりと分かりました。ところが、ステファノを快く思わない人たちは彼に論争を挑みました。しかし、聖霊に満ちていたステファノに勝つことは出来ませんでした。

 

そこで、彼らは力づくでステファノを捕えて、彼を抹殺してしまおうと考えたようです。(ここにもサタンや悪霊の働きが背後にあると思われます)神を冒とくしたという理由で最高法院に訴え出ました。このような訴えそのものが欺瞞に満ちたものでしたが、ステファノは確信をもって、聖霊に導かれて人々に訴えました。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの救いの御業を心より感謝いたします。クリスマスを迎えるこの季節に、イエス・キリストが誕生なさったことの意味を改めて覚えることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。