21:17 わたしたちがエルサレムに着くと、兄弟たちは喜んで迎えてくれた。
21:18 翌日、パウロはわたしたちを連れてヤコブを訪ねたが、そこには長老が皆集まっていた。
21:19 パウロは挨拶を済ませてから、自分の奉仕を通して神が異邦人の間で行われたことを、詳しく説明した。
パウロは、エルサレムに到着するとエルサレム教会の人たちは喜んで迎えてくれました。彼は、エフェソの長老たちにも語ったように、エルサレム教会の人たちともこれがさいごの別れになるだろうということを自覚していました。
「翌日、パウロはわたしたちを連れてヤコブを訪ねたが、そこには長老が皆集まっていた。」と言われています。これらの方々も、パウロがやがて投獄され苦難に遭うということを示されていたのではないかと思われます。
彼らもまた、最後の別れという思いでパウロとの出会いを感慨にひたりつつ、お互いに神の御手の中で支えられ、導かれて歩み続けていけるように祈りあったことでしょう。何よりもイエス・キリストへの信仰が強められ、神との豊かな交わりのうちに生きることが出来るように祈りあったに違いありません。
祈り
天の父なる神様、エルサレム教会と異邦人の教会がともにイエス・キリストにあって一つとされている姿を見る時に、これは主がなされたこと、まことにあなたの御業を感謝をもって覚えたいと思います。この世界には様々な差別や偏見などがありますが、それらのものを超えて主にあって一つとなることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。