15:8 わたしは言う。キリストは神の真実を現すために、割礼ある者たちに仕える者となられたのです。それは、先祖たちに対する約束を確証されるためであり、
15:9 異邦人が神をその憐れみのゆえにたたえるようになるためです。「そのため、わたしは異邦人の中であなたをたたえ、／あなたの名をほめ歌おう」と書いてあるとおりです。
神様は、罪のために神との関係を損なってしまい、罪のために死と滅びに定められるものとなってしまいましたが、神はそのひとり子であるイエス・キリストを遣わして、神の救いの約束を実現し、罪ある者がキリストのゆえにその罪を赦され、救いの恵みにあずかることが出来るようにしてくださいました。
キリストのご生涯は、福音書に記されているように人々に仕える者としてのご生涯でした。それは父なる神に最後まで従順に従い抜かれた、十字架の死に至るまで従い抜き、人々に仕える者として歩み通されたことを表しています。
これは、「異邦人が神をその憐れみのゆえにたたえるようになるため」でもありました。神の救いの恵みは当然異邦人にも分け隔てなく与えられるからです。「先祖たちに対する約束を確証されるため」とあるように、神は恵みの契約をこの世界の歴史の中に実現し、ユダヤ人にも異邦人にも神の救いの恵みを提供してくださるのです。
祈り
天の父なる神様、あなたは約束したことを必ず実現してくださるお方です。あなたの御名をほめたたえます。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
