8:5 また、わたしたちの期待以上に、彼らはまず主に、次いで、神の御心にそってわたしたちにも自分自身を献げたので、
8:6 わたしたちはテトスに、この慈善の業をあなたがたの間で始めたからには、やり遂げるようにと勧めました。
8:7 あなたがたは信仰、言葉、知識、あらゆる熱心、わたしたちから受ける愛など、すべての点で豊かなのですから、この慈善の業においても豊かな者となりなさい。
神は先ずユダヤ人たちを選び、福音はユダヤ人たちによってもたらされましたが、イエス・キリストの到来によって、罪の贖いを成就してくださった後には、やがて聖霊をお送りくださり、パウロなど多くの弟子たちによってイエス・キリストの福音は異邦人にも宣べ伝えられていきました。
そしてイエス・キリストを信じた異邦人たちの教会が、窮乏の中にあるエルサレムの教会に献金を捧げ祈りをささげ、奉仕をしていくようになったという事は、ユダヤ人も異邦人もキリストにあってひとつとされ、世界の民がひとつとされて、キリストにあって共に生きる時代がやってきたことを表しています。
パウロの開拓伝道によって生まれた、まだ生まれて間もない教会でしたが、マケドニアにある異邦人の教会は、「わたしたちの期待以上に、彼らはまず主に、次いで、神の御心にそってわたしたちにも自分自身を献げたので、わたしたちはテトスに、この慈善の業をあなたがたの間で始めたからには、やり遂げるようにと勧めました。」と言われているように、自分たちとは異なる民族であっても、恵みを受けたエルサレムの教会のために、自分たちにできる奉仕を支援をしていこうという志を与えられたのです。
祈り
天の父なる神様、マケドニア州にある教会は民族の違いや境遇の違いを超えて、主にある隣人を助け支援するという尊い働きをしていきました。私たちも隣人を愛する者として生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。