わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです。ローマ人への手紙1:16
私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。
「福音は救いをもたらす神の力である」と言われています。
「力」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。ちょっと古い人なら「力道山」かもしれませんし、今なら、「アンパンマン」や「キン肉マン」を思い浮かべる人もあるかもしれません。
「力」と言っても様々な力があります。自然界を支配するといわれる4つの力は(重力、電磁気力、弱い力、強い力)です。また、愛の力、歌の力、言葉の力、運命の力、などと言われることもあります。
聖書を通して教えられるものは、一つには闇の力、罪の力、死の力というものがあります。神によって守られ、支えられていなければ、私たちは、これらの力にすぐに打ち負かされて、何の良いことも出来ないままこの地上の生涯を終えることでしょう。
その意味では、「神の力」を受けていない人は一人もありませんし、私たちのこの世界も、私たち自身も神の恵みと愛の力によって創造され、秩序ある営みを続けられているのです。闇の力に対して、光の力、神の力があります。さらに、信じるものには、「救いをもたらす神の力」が与えられます。ヨハネの福音書1章5節には、「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」と言われています。
祈り
天の父なる神様、いのちを生み出し、これを育んでおられるあなたの御力をほめたたえます。あなたは、ユダヤ人であれ日本人であれ、分け隔てなく救いの恵みを与えてくださいますから、あなたを知らない方々が、この救いの恵みにあずかることが出来ますようにお導きください。
そのために私たちをお用いください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。