3:1 ペトロとヨハネが、午後三時の祈りの時に神殿に上って行った。

ペトロとヨハネは使徒たちの中でも、特に重んじられていた者たちです。福音書の中で、イエス様は、ペトロとヨハネとヤコブの三人を特に重んじています。死んでしまったヤイロの娘を生き返らせた時、イエス様が伴われたのはペトロとヨハネとヤコブだけでありました。

また、山上の変貌の場面においても、イエス様はペトロとヨハネとヤコブだけを供われたのであります。さらには、イエス様は、過越の食事を準備させるために、ペトロとヨハネをお遣わしになりました。このように、ペトロとヨハネは、使徒の中でも、イエス様から重んじられていた使徒たちと言えるのです。

そのペトロとヨハネが午後三時の祈りの時に神殿に上って行きました。「午後三時の祈りの時」とありますが、午後三時は、神殿で、祭司が小羊のいけにえを献げ、香をたき、その民と共に祈り、彼らを祝福するという公の祈りの時でした。

祈り

天の父なる神様、「ペトロとヨハネが、午後三時の祈りの時に神殿に上って行った。」と言われているように、イスラエルでは午後3時には祈りの時と定められて、多くの人々が神殿で礼拝を捧げていました。そのように国を挙げて祈ることが出来るように、私たちの国も祈りの国となりますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。