主は人の一歩一歩を定め/御旨にかなう道を備えてくださる。詩編37:23

 

「主は人の一歩一歩を定め」とありますが、私たちが今この時代にこうして生きていることの中に、神の御手があることを忘れてはなりません。

創世記の初めには、神が天と地を創造し、人が生きていくために必要なあらゆるものを整えた後に人間を創造してくださったことが記されています。

 

また、聖書には、はなはだ良き者として創造されたにもかかわらず、神に背いて堕落してしまった私たち人類をその状態から救い出すために次のような約束を与えられました。「お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に/わたしは敵意を置く。彼はお前の頭を砕き/お前は彼のかかとを砕く。」(創世記3:15)

 

ここで「お前」と言われているのは人類を堕落へとそそのかした悪魔をさしています。女の子孫としてお生まれになる救い主(メシア)が遣わされて、罪に堕落した人類を滅ぼそうとする悪魔を、神が滅ぼして、人類を救い出してくださることが約束されています。

 

人類の堕落直後にこの約束を与えてくださいましたが、これ以後聖書の語る歴史は救いの歴史ということが出来ます。私たちもこの歴史の中に生きている(生かされている)のですが、この世界の歴史は、その意味では神の救いの歴史であるということが出来ます。

 

祈り

 

天の父なる神様、罪のために堕落した私たちのために、人の一歩一歩を定め、御旨にかなう道を備えてくださることを感謝いたします。

なお、私たちの歩みを将来のいのちある暮らしに向けて、お導きください。

主イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。