「福音の希望から離れてはなりません」コロサイの信徒への手紙1章23節
福音とはイエス・キリストそのものであり、イエス・キリストのみによってあたえられる救いの恵みです。これが福音です。けれども、多くの人が「福音」と「宗教」を混同しているように思われます。福音は、私たちを創造し、私たちのすべてをご存知である神にスポットライトが当たるものです。神が私たちにしてくださる救いのめぐみです。
これに対して宗教とは、人が中心であり、人にスポットライトが当たるものです。人の欲望を満たすこと、人の努力や信心、人が作った偶像などに心を向けていこうとするものは「宗教」です。偶像は人の心の中にだけあるものですから、実際に私たちを生かしたり守ったり、愛する事はできないものです。
しかし、神はあなたを愛してくださるお方です。生きて今日もあなたのためにすべてを備えていてくださるお方です。あなたのために、ひとり子を遣わし、その十字架の死によってあなたの罪を贖ってくださるお方です。
祈り
天の父なる神様、福音の希望から離れることがないように、私たちをお導きください。人は弱く、もろく、壊れやすいものです。主が助けてくださらなければ、自分ではどうすることも出来ないものです。私たちの力を放棄し、あなたの御手により頼むものとならせてください。 イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。