キリストがあなたがたを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに相手を受け入れなさい。ローマの信徒への手紙15章7節
キリスト教会にはいろいろな方々がやってきます。この手紙が書かれたころは、奴隷と自由人が分けられていましたし、肌の色の違いや性別の違いもあり、様々な民族が教会に集っていたと思われます。
ユダヤ民族は、異邦人とは必要以上には言葉を交わすことはなく、関係を築いていくようなことはありませんでしたが、神は、主イエスの弟子たちやクリスチャンたちに、異邦人ともお互いに愛し合う関係を持つように教えてくださいます。
奴隷はもちろんのこと、女性の地位も非常に低い時代にありましたが、初期のキリスト教会は、奴隷や女性をも分け隔てることなく、ひとりひとりを重んじつつ愛し合う関係を築いていきました。このことが、キリスト教会が成長していく大きな要因ともなりました。
祈り
天の父なる神様、あなたが創造してくださったこの世界に生きる一人一人の方々を、キリストが受け入れてくださったように、あなたがたも互いに受け入れなさいと教えてくださいました。互いに受け入れることができ、互いに愛し合うことができますように。 イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。