29:28 ヤコブが、言われたとおり一週間の婚礼の祝いを済ませると、ラバンは下の娘のラケルもヤコブに妻として与えた。

29:29 ラバンはまた、女奴隷ビルハを娘ラケルに召し使いとして付けてやった。

29:30 こうして、ヤコブはラケルをめとった。ヤコブはレアよりもラケルを愛した。そして、更にもう七年ラバンのもとで働いた。

29:31 主は、レアが疎んじられているのを見て彼女の胎を開かれたが、ラケルには子供ができなかった。

 

叔父であるラバンは、ヤコブがよく働いてくれているのを見て、サラに働いてもらおうと思い、ヤコブをだましてレアを連れていき、さらに7年働いてくれたら妹のリベカを妻として与えようというのです。

 

こうして、婚礼の祝宴が終わるとヤコブは姉のレアを妻として迎えましたが、さらに7年間働くことを条件として、ヤコブはラケルをも妻として迎え入れることになりました。レアには女奴隷ジルパが、ラケルには女奴隷ビルハが与えられ、このことからイスラエルの12部族が生まれてくることになります。

 

事の成り行きは、ラバンがヤコブをだましてさらに7年間、先を読んでいくとさらに6年間、合計20年間も働かされることになるのですが、神様はこの間もヤコブを祝福し、彼の生涯を導いてくださったことが分かります。

 

ラバンのところに向かうとき、神はベテルにおいて、①神がともにおられること、②この旅路を守ってくださること、③食べ物、着るものを与えてくださること、④無事に父の家に帰らせてくださることをお示しくださいましたが、そのように主の祝福のうちに導かれていくのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちはこの世の人生の旅を続けていくとき、自分の思い通りにならないことや予期せぬ出来事に遭遇することもあります、しかし、その中にあっても万事を良きに導いてくださるあなたの恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。