23:37 「エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。
23:38 見よ、お前たちの家は見捨てられて荒れ果てる。
23:39 言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言うときまで、今から後、決してわたしを見ることがない。」
旧約時代を通じて、神の御子であるイエス様は、たびたび預言者を遣わし、何度もイスラエルを御自分のもとへ集めようとなさいました。そして、最後に、自らが人となって、イスラエルの人々のもとへ来てくださったのです。
けれども、イスラエルの人々は、預言者たちを迫害したり殺害したりしたばかりではなく、神の御子であるイエス・キリストをも殺害してしまうのです。その結果、神の家である神殿は、「おまえたちの家」となり、「見捨てられ荒れ果てる」と言われたのです。この言葉の通り、やがて神殿は破壊され、イスラエルという国自体も滅ぼされて、人々は各地に離散していくようになったのです。
「言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言うときまで、今から後、決してわたしを見ることがない」というのは、イエス・キリストをメシア(救い主)として認めるようにならないということです。今なお、イスラエルにおいてイエス・キリストを信じる人たちはごくわずかであることは、このみ言葉の成就ということが出来ます。
祈り
天の父なる神様、私たちはあなたの前に罪ある者であり、あなたの導きによらなければ、神を知ることも信じることも出来ない者です。そのような私たちにみ言葉を聞き、これを理解し、あなたと共に歩むことが出来ます恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。