11:1 さて、使徒たちとユダヤにいる兄弟たちは、異邦人も神の言葉を受け入れたことを耳にした。

 11:2 ペトロがエルサレムに上って来たとき、割礼を受けている者たちは彼を非難して、

 11:3 「あなたは割礼を受けていない者たちのところへ行き、一緒に食事をした」と言った。

 11:4 そこで、ペトロは事の次第を順序正しく説明し始めた。

 

ペトロがコルネリウスの家に行き、イエス・キリストの福音を伝えると、コルネリウスの家に集まっていた人たちの上に聖霊が降り、異邦人である彼らもイエス・キリストの救いにあずかることができたことをほかの弟子たちやユダヤ人たちに知らせました。

 

すると、ユダヤ人のある人たちは、「あなたは割礼を受けていない者たちのところへ行き、一緒に食事をした」と言ってペトロを非難しました。

 

ユダヤ人たちは、アブラハムの子孫であるという血筋や割礼を受けたこと、モーセの律法を守ることによって神の救いにあずかることができると考えていましたので、異邦人が救われるということを認めることができませんでした。

 

そればかりか、異邦人と交わることによって汚れると考えられていましたから、割礼を受けていない者たちのところに行き、一緒に食事もしたペトロを非難したのです。

 

それでこのことについて、ペトロは、これが神の導きによるものであるということを説明したのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、イエス様は復活なさった後で、その弟子たちに次のように言われました。「「わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩編に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。これこそ、まだあなたがたと一緒にいたころ、言っておいたことである。」

そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて、言われた。「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。 また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、あなたがたはこれらのことの証人となる。」(ルカ24章44~48節)このようにあなたは旧約の時代から教えられていた救いの御業を実現してくださることを心より感謝いたします。み言葉を信じて生きることができますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。