24:10 僕は主人のらくだの中から十頭を選び、主人から預かった高価な贈り物を多く携え、アラム・ナハライムのナホルの町に向かって出発した。
24:11 女たちが水くみに来る夕方、彼は、らくだを町外れの井戸の傍らに休ませて、
24:12 祈った。「主人アブラハムの神、主よ。どうか、今日、わたしを顧みて、主人アブラハムに慈しみを示してください。
24:13 わたしは今、御覧のように、泉の傍らに立っています。この町に住む人の娘たちが水をくみに来たとき、
24:14 その一人に、『どうか、水がめを傾けて、飲ませてください』と頼んでみます。その娘が、『どうぞ、お飲みください。らくだにも飲ませてあげましょう』と答えれば、彼女こそ、あなたがあなたの僕イサクの嫁としてお決めになったものとさせてください。そのことによってわたしは、あなたが主人に慈しみを示されたのを知るでしょう。」
アブラハムのしもべは、アブラハムとの誓いを覚えつつ、ナホルの町に向かいました。そこで、井戸の傍らに来ると祈ったと言われています。この僕も主なる神を信じ、主に仕えてこの働きをしていることをよく理解している人でした。
神はこの祈りにすぐに答えてくださいました。この祈りを捧げるとほどなくしてやがてイサクの妻となる女性が井戸のところに水を汲みにやってくるのです。
アブラハムのしもべは、「『どうか、水がめを傾けて、飲ませてください』と頼んでみます。その娘が、『どうぞ、お飲みください。らくだにも飲ませてあげましょう』と答えれば、彼女こそ、あなたがあなたの僕イサクの嫁としてお決めになったものとさせてください。」と非常に具体的に、神の御心にかなう女性を選ぶことが出来るようにと祈りました。
井戸の水を汲んでラクダにも水を飲ませるというのは非常に大変なことです。通常はそのような申し出をすることは考えられないことですが、旅人に対してきわめて思いやりの深い人を求めたのでした。
祈り
天の父なる神様、子供であるイサクの妻を選ぶに際して、アブラハムの僕は、アブラハムと同じように主なる神に選んでいただけるように、主の御心にかなう人が選ばれるようにと願いつつ祈りました。「私の思いではなく、あなたのみこころがなりますように」と私たちも祈ることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。