16:22 この手紙を筆記したわたしテルティオが、キリストに結ばれている者として、あなたがたに挨拶いたします。
16:23 わたしとこちらの教会全体が世話になっている家の主人ガイオが、よろしくとのことです。市の経理係エラストと兄弟のクアルトが、よろしくと言っています。
パウロの書簡の多くは、パウロが話す言葉をほかのだれかが筆記して作られてきたことが分かりますが、この手紙を終えるにあたって「この手紙を筆記したわたしテルティオが、キリストに結ばれている者として、あなたがたに挨拶いたします。」と言われています。
また、この手紙はパウロが筆を取って記したものではなく、語ったことを書記に書き取らせる口述筆記によって記されたものです。16章22節の「この手紙を筆記したわたしテルティオが、キリストに結ばれた者として、あなたがたに挨拶いたします」。というみ言葉によって、パウロは、ガイオの家で、筆記者であるテルティオによって、この手紙を記したことがわかります。
「キリストに結ばれている者」とありますが、「キリストによって結ばれている者」と考えることも出来ます。現在の私たちも、イエス・キリストが結び合わせてくださったひとりひとりであることを覚えつつ、キリストに結ばれてこの生涯を歩みゆくものでありたいと思います。
祈り
天の父なる神様、この世界をすべ治めておられるあなたの御名を讃美いたします。多くの方々を用いてあなたの救いの恵みをお伝えいただき、主にあって生きる者としてくださることを感謝いたします。キリストに結ばれてこの恵みのうちに歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。