23:23 千人隊長は百人隊長二人を呼び、「今夜九時カイサリアへ出発できるように、歩兵二百名、騎兵七十名、補助兵二百名を準備せよ」と言った。

 23:24 また、馬を用意し、パウロを乗せて、総督フェリクスのもとへ無事に護送するように命じ、

 23:25 次のような内容の手紙を書いた。

 23:26 「クラウディウス・リシアが総督フェリクス閣下に御挨拶申し上げます。

 

ユダヤ人たちの陰謀を聞きつけた千人隊長は、百人隊長二人を呼び、「今夜九時カイサリアへ出発できるように、歩兵二百名、騎兵七十名、補助兵二百名を準備せよ」と言いました。

 

パウロは多くの兵隊たちに守られて、総督フェリクスのもとに護送されることになったのです。40人以上のユダヤ人たちが、パウロを殺すまでは食事もしないと誓い合っていたのですから、そのままでは釈放されて外に出たとしても、すぐにユダヤ人たちに捕らえられて殺されてしまったに違いありません。

 

神様はこのようにしてパウロを守り、さらに多くの人々にイエス・キリストの福音を宣べ伝える働きが出来るようにしてくださったのです。パウロの第1回~第3回の伝道旅行において多くの人々がイエス・キリストを信じて救われるようになりましたが、パウロは新約聖書27巻のうち13書簡を記しました。これらの書簡によって今も私たちに福音が宣べ伝えられていることを感謝したいと思います。

 

祈り

 

天の父なる神様、パウロは激しい試練を経験しながらも、信仰の試練によって彼の信仰と希望と愛は確かなものにされ、今もなお多くの恵みを与えられていることを心より感謝いたします。あなたの御心を極め、あなたの御心に寄り添って生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。