1:39 そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。
1:40 そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。
1:41 マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリサベトは聖霊に満たされて、
1:42 声高らかに言った。「あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。
1:43 わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。
1:44 あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。
1:45 主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」
エリサベツはすでに年をとっていましたが、夫であるザカリヤから天使の告知を受けて、子供が生まれることを聞き、その通りに実現しました。
そしてマリアもその時は処女でありましたが、天使から子供が生まれるという告知を受けて、その通りに彼女は聖霊によって身ごもりました。
この二人の姉妹たちは親戚としてのお付き合いがありましたが、マリアは子供が身ごもったと分かった時、エリサベツのもとを訪ねました。
「マリアの挨拶をエリサベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。」と言われています。さらにエリサベツは、「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」と述べています。
エリサベツもマリアも信じ得ないような状況の中で、聖霊の導きによって、主がおっしゃったことは必ず実現すると信じる信仰を与えられたのです。ここに幸いがあります。
祈り
天の父なる神様、創世記の初めには、闇に覆われた混とんとした世界の中に、あなたが「光あれ」と言われると光が出来たことが記されています。そのように、罪にまみれた闇の世界に、あなたは光をもたらしてくださいました。この光はどのような闇にも打ち勝つところの光でした。この光は私たちに罪の赦しをもたらし、復活の命を与えて下さいます。この光のうちを歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。