5:27 その後、イエスは出て行って、レビという徴税人が収税所に座っているのを見て、「わたしに従いなさい」と言われた。

5:28 彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った。

5:29 そして、自分の家でイエスのために盛大な宴会を催した。そこには徴税人やほかの人々が大勢いて、一緒に席に着いていた。

5:30 ファリサイ派の人々やその派の律法学者たちはつぶやいて、イエスの弟子たちに言った。「なぜ、あなたたちは、徴税人や罪人などと一緒に飲んだり食べたりするのか。」

5:31 イエスはお答えになった。「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。

5:32 わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」

 

主イエスは、こともあろうにユダヤ人たちから嫌われていた徴税人レビを弟子としてお招きになりました。収税所に座っていた人ですから、ユダヤ人たちならあの人だ、あいつだという思いで眺めていたに違いありません、

 

レビは、自分が弟子として招かれただけではなく、自分の顔見知りの人たちを誘って自分の家でイエス様を読んで伝道集会、伝道愛さん会を行いました。そこに招かれた来た人たちは、それを見ていたファリサイ人や律法学者たちによれば、「徴税人や罪人」たちでした。実際に不正を働いて懐を肥していたような人たちでした。

 

主イエスは、ファリサイ人や律法学者たちが言っていることに対して、「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」と言われました。

 

実際のところ、神の前に罪のない人など一人もいません。罪の死のなわめから自由になっている人などいないのです。そうした一人一人を招いて救うために主イエスは来てくださいました。

 

祈り

 

天の父なる神様、罪人の特長は、自分の罪の深さが分からないところにあります。実際には神の前に、私たちはどれほど多くの罪をあなたの御前に日々積み重ねていることでしょうか。けれどもそんな私たちのために、あなたのひとり子イエス・キリストを私たちの救い主としてお遣わしくださったことを心より感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。