10:36 さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」
10:37 律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」
イエス様は、良きサマリヤ人のたとえをお話になった後で、律法の専門家に、「さて、あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」とお尋ねになりました。
律法の専門家の、「では、わたしの隣人とはだれですか」という問いに対してこのたとえ話によって教えられたのです。さらに、「あなたはこの三人の中で、だれが追いはぎに襲われた人の隣人になったと思うか。」と問われたとき、彼は、「その人を助けた人です。」と答えざるを得ませんでした。
「行って、あなたも同じようにしなさい。」と言われたとき、自分たちは、律法を教えてはいるけれども、律法が教えているようには生活していないことを感じたのではないかと思います。まだ出会ったこともない見ず知らずの者は、私たちには関係のない人と思うかもしれませんが、神様は、造られたすべての人を誰よりもよくご存知です。
そして、どの一人の人であっても、神の恵みと平安のうちに招こうとしておられます。神の愛は、尊い一人子をお与えになったことに現わされています。
祈り
天の父なる神様、私たちは、あなたの前には倒れてけがをして、自分では起き上がることも出来ないようなものですが、罪と死に束縛されて身動きできなくなっている私たちを救うためにひとり子をお送りくださり、大きな代償を払ってこの罪を贖ってくださいました。そして、「私があなた方を愛したように、あなた方も互いに愛し合いなさい」と言われました。愛に生きる者とならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。
