15:23 使徒たちは、次の手紙を彼らに託した。「使徒と長老たちが兄弟として、アンティオキアとシリア州とキリキア州に住む、異邦人の兄弟たちに挨拶いたします。
15:24 聞くところによると、わたしたちのうちのある者がそちらへ行き、わたしたちから何の指示もないのに、いろいろなことを言って、あなたがたを騒がせ動揺させたとのことです。
15:25 それで、人を選び、わたしたちの愛するバルナバとパウロとに同行させて、そちらに派遣することを、わたしたちは満場一致で決定しました。
これは、エルサレム教会の使徒たちをはじめとするイエス・キリストの弟子たちから、アンティオキア教会をはじめとする異邦人の兄弟姉妹に充てての手紙の内容です。
これまで長い間にわたって、ユダヤ人たちは神の言葉を聞き、自分たちは神の民であるという自覚を持っていましたが、神様から与えられた恵みの啓示を異邦人たちに語るということはほとんどありませんでした。
ところが、イエス・キリストが来られて、十字架において罪の贖いを実現して復活し、天に昇り、聖霊を送られてから、イエス・キリストの弟子たちやユダヤ人のクリスチャンたちと、異邦人のクリスチャンたちとが、同じ神によって導かれて、主にある兄弟姉妹と呼び合うようになったことは重要なことです。
祈り
天の父なる神様、私たちがみ言葉と聖霊の導きによってあなたと出会い、あなたの恵みのうちに生きることが出来ますことを心より感謝いたします。どのような国籍や民族、人種であるかにかかわらず、神とともに生きる兄弟姉妹の群れを今も起こしてくださることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。