32:30 「どうか、あなたのお名前を教えてください」とヤコブが尋ねると、「どうして、わたしの名を尋ねるのか」と言って、ヤコブをその場で祝福した。

32:31 ヤコブは、「わたしは顔と顔とを合わせて神を見たのに、なお生きている」と言って、その場所をペヌエル(神の顔)と名付けた。

32:32 ヤコブがペヌエルを過ぎたとき、太陽は彼の上に昇った。ヤコブは腿を痛めて足を引きずっていた。

32:33 こういうわけで、イスラエルの人々は今でも腿の関節の上にある腰の筋を食べない。かの人がヤコブの腿の関節、つまり腰の筋のところを打ったからである。

 

神との格闘の場面を聖書は描いていますが、私たちは、例えば詩編の言葉のうちに、彼らがあたかも神と格闘するほどに熱い思いをもって神に祈り続けたことを教えられます。

 

皆さんは、そのような熱い思いをもって神に祈ることがあるでしょうか。ヤコブはこの場所をペヌエル(神の顔)と名付けました。兄のエサウを恐れて夜も眠れないような日々を過ごしてきたヤコブでしたが、神の顔を拝することによって、もはや兄の顔は恐怖ではなくなったようです。

 

ヤコブは、股のつがいを外されて障害を持つ身となりましたが、足を引きづって歩くヤコブの心には希望の光がもたらされました。一族を二つの組に分けるのは以前と変わりありませんでしたが、今度はヤコブが先頭を歩いていくようになるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちはさまざまなことや人を恐れるものです。しかし、あなたは恐れなくてもよいと言ってくださり、あなたがともにおられて私たちの心をも新しくしてくださいます。日々新たに進行に生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。