10:27 あなたがたが、信仰を持っていない人から招待され、それに応じる場合、自分の前に出されるものは、良心の問題としていちいち詮索せず、何でも食べなさい。

10:28 しかし、もしだれかがあなたがたに、「これは偶像に供えられた肉です」と言うなら、その人のため、また、良心のために食べてはいけません。

 

ここでパウロは、信仰を持っていない人の家に招待され、それに応じる場合について記しています。偶像の神殿の食堂に招待された場合は、そこで出される肉は100パーセント偶像に供えられた肉でありますから、そのような場合はキリスト者であることを理由に断らなくてはなりません。

 

しかし、信仰を持っていない人の家に招待され、それに応じる場合は、「自分の前に出されるものを、良心の問題としていちいち詮索せず、何でも食べなさい」と言われています。これは市場で売っている肉の場合と同じです。「地とそこに満ちているものは、主イエス・キリストのもの」ですから、出されたものは主に感謝して何でも食べたらよいのです。

 

しかし、もしだれかがあなたに「これは偶像に供えられた肉です」というなら、そのような肉であることが分かっているのであれば、その人をつまずかせることがないようにその肉は食べないようにせよと教えているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは、ペトロに「神が清めたものを清くないと言ってはならない」と言って、穢れた動物と言われていたものも含めていただくように教えてくださいました。あなたは、罪に穢れたものをもその罪を赦し清めてくださるお方です。主にあって闇の仲間になるのではなく光のうちを歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。