12:54 イエスはまた群衆にも言われた。「あなたがたは、雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言う。実際そのとおりになる。
12:55 また、南風が吹いているのを見ると、『暑くなる』と言う。事実そうなる。
12:56 偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」
今の人は天気予報によって天気の状態を知るようになっていますが、昔の人はテレビもラジオもありませんし、気象予報士などと言う方もいませんでしたから、自分で雲行きの様子などを見て天気の様子を推測するということが多かったことでしょう。
イエス様がここで言っておられることは、そのように天気の様子を推測しているのなら、今の時代がどういう時代であるのかをなぜ見極めることが出来ないのか。今は神が人々が悔い改めて神のもとに立ち帰るのを待ち続けておられる時ではないか、しかしやがて主の日が来る、すなわち、イエス・キリストの再臨と共に人々の最終的な裁きと救いが決定づけられる時が来ることを覚えて、目を覚ましてそれに備える時ではないかと言われるのです。
祈り
天の父なる神様、時を創造し、摂理の御手をもってこの世界を治めておられる方が、やがてこの世界の悪と闇を裁き、救いを完成させる主の日が来ることを覚えて、いつも目を覚まして主と共に歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。