ですから、今述べた言葉によって励まし合いなさい。兄弟たち、その時と時期についてあなたがたには書き記す必要はありません。盗人が夜やって来るように、主の日は来るということを、あなたがた自身よく知っているからです。1テサロニケ4:18~5:2
パウロは、すでに信仰をもって天に召された人と再臨の関係について述べてきましたが、ここからは再臨の時に生きている人たちの備えについて述べています。あるいは私たちが生きているときにキリストの再臨があるかもしれません。
私はまだ主の再臨について準備が出来ていないと心配する人に答えたものと思われます。その人たちは再臨を予告する何らかのしるしを知りたいと願っていたようです。
それに対するパウロの答えは、「盗人が夜やって来るように、主の日は来る」というものでした。主イエスは、マタイの福音書24章において再臨が近づいていることを示す前兆について述べられましたが、それは、何年何月何日に来るというようなことではなく、それがはっきりとはわからなくても信仰をもってその日に備えることを教えてくださったのです。
「主の日」は、もともと旧約聖書において、神が人間の歴史に介入し、悪人を裁き、正しい人を救ってくださるという約束を実現してくださるという最後の裁きの日を指し示すものです。
祈り
天の父なる神様、すべての人は一度死ぬことと、死んだのち裁きを受けることが定められています。この事実を覚えて、主の日に備えることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。