18:8 もし片方の手か足があなたをつまずかせるなら、それを切って捨ててしまいなさい。両手両足がそろったまま永遠の火に投げ込まれるよりは、片手片足になっても命にあずかる方がよい。

 18:9 もし片方の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい。両方の目がそろったまま火の地獄に投げ込まれるよりは、一つの目になっても命にあずかる方がよい。」

 

イエス様は、私たちが実際に、手や足を切り落としてしまうことや、目をえぐり出して捨ててしまうことを命じておられるわけではありません。イエス様がここで言われたいことは、手や足を捨ててしまうほどの覚悟をもって、また目をえぐり出してしまうほどの覚悟をもって、つまずきを避けるということです。

 

このイエス様の御言葉の背後には、手や足や目から罪の誘惑がもたらされるという考え方があります。6節では、イエス様を信じる小さな者の一人をつまずかせることが話題になっていましたが、8節、9節では、私たち自身のつまずきが話題となっています。

 

小さな者の一人をつまずかせる者は、自分自身をつまずかせる者でもあるのですから、これは同じ問題を扱っているということが出来ます。小さな者の一人をつまずかせる者は、実は自分自身をもつまずかせてしまうのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、人をつまづかせる者は、自分自身をもつまづかせていることを覚えつつ、私たちの心、魂が清められた者として整えられていくことが出来ますようにお守り下さりお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。