9:10 ところで、ダマスコにアナニアという弟子がいた。幻の中で主が、「アナニア」と呼びかけると、アナニアは、「主よ、ここにおります」と言った。

 9:11 すると、主は言われた。「立って、『直線通り』と呼ばれる通りへ行き、ユダの家にいるサウロという名の、タルソス出身の者を訪ねよ。今、彼は祈っている。

 

これまでサウロとして歩んできたときには、物事を自分中心に考え、自分の思い通りに、ファリサイ派のガマリエルという超一流の学者の下で学び、エリートコースを進んで、将来をも嘱望されるような存在でした。

 

ところが、復活のキリストとの出会いによって、神を神として生きる人生を、イエス・キリストと聖霊によって導かれて生きるように変えられていくのです。

 

サウロが、突然まばゆい光とともに聞こえてきた「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。」というイエス・キリストの声を聞いた時、サウロはどれほど大きな衝撃を受けたことだろうかと思います。

 

このサウロが、これから主の働き人として、他のクリスチャンたちとともに心を一つにして働いていくために、神様はアナニアという人をお用いになりました。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたはイエス・キリストを救い主と信じて、心をひとつにし、ともに助け合い愛し合う共同体としてキリスト教会を起こし、あなたの御業を実現してくださいます。この世に生かされておりながら神の国の民として生きる人たちを起こし導いてくださる恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。