1:14 神は言われた。「天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。 1:15 天の大空に光る物があって、地を照らせ。」そのようになった。
1:16 神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。
1:17 神はそれらを天の大空に置いて、地を照らさせ、
1:18 昼と夜を治めさせ、光と闇を分けさせられた。神はこれを見て、良しとされた。
1:19 夕べがあり、朝があった。第四の日である。

この聖句には、太陽と月のことが語られていることが分かります。太陽は地上に光を注ぎ、昼と夜を区別し、エネルギーを注ぎ、地上の一切のものが大きな恩恵に浴している被造物です。そのために、ややもすると人は太陽をエネルギーの源であると考え、そして拝む対象にしてきました。

太陽崇拝は各国にあります。古事記や日本書紀には天照大神をめぐる神話が語られているように、日本人もまた、古くから太陽を崇めてきました。しかし、太陽や月が私たちのエネルギー源であったり、あがめるべき対象であるわけではありません。それらはあくまでも神によって造られた被造物に過ぎません。

太陽と地球と月とは、それぞれの質量、相互の距離など見事に企画されて、全てが完璧な状態で働くように配置された後、支障の無いようにその状態が維持されるよう制御されています。天体の運行を定めて、日、月、年を設定されたのは創造主である神なのです。

祈り

天の父なる神様、私たちは目に見えるものが印象に残りやすく、見えない者はおろそかにしがちであるように思われます。しかし、実際大切なものは目に見えないものであり、見えるものは一時的ですが見えないものはいつまでも続きます。目に見えるものの背後に、これを創造し治めておられるお方にこそ目(心)をとめることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。