18:13 翌日になって、モーセは座に着いて民を裁いたが、民は朝から晩までモーセの裁きを待って並んでいた。
18:14 モーセのしゅうとは、彼が民のために行っているすべてのことを見て、「あなたが民のためにしているこのやり方はどうしたことか。なぜ、あなた一人だけが座に着いて、民は朝から晩まであなたの裁きを待って並んでいるのか」と尋ねた。
18:15 モーセはしゅうとに、「民は、神に問うためにわたしのところに来るのです。
18:16 彼らの間に何か事件が起こると、わたしのところに来ますので、わたしはそれぞれの間を裁き、また、神の掟と指示とを知らせるのです」と答えた。
200万人もいる中では、人々の間でさまざまな問題が生まれてくるのは当然のことです。生まれてきた問題についてモーセは一人でその対応に当たっていました。
モーセは、今でいえば裁判所や相談所のような働きを一人に担っていたのです。出エジプト以来、イスラエルの人々は神とつながっているのはモーセであり、モーセこそが私たちを善き道へと導いてくれる指導者であると考えていました。
そして実際にモーセは、それぞれの問題に対して適切に対応していたと思われます。しかし何分人数があまりにも多いのです。「民は朝から晩までモーセの裁きを待って並んでいた。」と言われています。
モーセは、休む暇もなくこのことに対応しなければならない状態であったのです。これは賢いやり方ではありませんでした。そこで、モーセのしゅうとであるエトロは、モーセに助言することになるのです。
祈り
天の父なる神様、私たちのこの世の生活において様々な問題や課題が生まれてきます。その一つ一つに適切に対応していくために、あなたは助け主・弁護者である聖霊を与えて下さっています。しかし、私たちは、み言葉に聞き、聖霊により頼むよりも自分の考えで、自分のやり方で問題を解決してしまうことがあります。しかし、モーセよりももっと確かな助け主が与えられているのですから、この方に聞き、この方にお任せすることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。