5:27 「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。

 5:28 しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。

 

主イエスは、『姦淫するな』という戒めについても、「わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。」と言われました。

 

「わたしは言っておく」という言葉には、イエス・キリストが権威あるお方としてこの言葉を語っておられるということが分かります。イエス・キリストは、天地を創造するとともに、律法をお与えになったお方でもあります。

 

そのお方が、第7の戒めの意味をここで解き明かしておられます。姦淫する行為そのものだけではなく、その源となる心の思いにまで言及しておられます。姦淫の源として、他人の妻を情欲の対象として見ることによって、すでにこの戒めを破っていると言われるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのであると第7戒の意味を教えて下さいました。あなたの戒めの意味を知れば知るほど、これを守ることは罪ある人間にはできないことを教えられます。律法を知ることは、イエス・キリストに救いを求めることであると思わされます。あなたの恵みのうちを歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。