7:24 「そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。

 7:25 雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。

7:26 わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。

 

イエス様は、「わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。」と言われました。「これらの言葉」とは、イエス様がこれまで山上の説教において語ってこられた言葉のことです。

 

イエス様は、私たちがイエス様の言葉を聴いて行うならば、それは岩の上に家を建てた賢い人なのだと言われます。また、イエス様の話を聞いても、それを行おうとしない者は、砂の上に家を建てた愚かな者だと言われるのです。

 

なぜ、賢い人と言われている人は岩の上に家を建て、愚かな人と言われる人は砂の上に家を建てたのでしょうか?それは、賢い人と言われている人は嵐が襲うことを考慮に入れていたのに対して、愚かな人と言われる人は嵐が襲うことを考慮に入れていなかったからです。

 

ヘブライ人への手紙9章27節に「人間はただ一度死ぬことと、その後に裁きを受けることが定まっている」とありますように、すべての人が神の裁きの座に立たなければならない時が来るのです。その裁きの日には、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似る人と、砂の上に自分の家を建てた人に似る人との二つのグループに分けられると言われているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、賢い人は、いずれ訪れる災害に備えているように、あなたが教えてくださるように、私たちはいずれ必ずあなたの裁きの座に立たなければならないことを覚えて、そのための備えをしていくこと、すなわち、キリストにつながれて神との平和のうちを歩むことが出来ますように、神の国とその義とをまず第一にして生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。