天の父なる神様、私たちもカインと同じように自分の罪はとても重くて担いきれません。しかし、「私は罪人を招くために来た」と言ってくださるキリストにおいて、私自身が解決しなければならない最も重大な問題を既に解決してくださっていることを感謝いたします。あなたの恵みと支えの御手の中で、弁護者であるキリストと共に歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。

4:17 カインは妻を知った。彼女は身ごもってエノクを産んだ。カインは町を建てていたが、その町を息子の名前にちなんでエノクと名付けた。
4:18 エノクにはイラドが生まれた。イラドはメフヤエルの父となり、メフヤエルはメトシャエルの父となり、メトシャエルはレメクの父となった。
4:19 レメクは二人の妻をめとった。一人はアダ、もう一人はツィラといった。
4:20 アダはヤバルを産んだ。ヤバルは、家畜を飼い天幕に住む者の先祖となった。
4:21 その弟はユバルといい、竪琴や笛を奏でる者すべての先祖となった。
4:22 ツィラもまた、トバル・カインを産んだ。彼は青銅や鉄でさまざまの道具を作る者となった。トバル・カインの妹はナアマといった。

17節以下には、カインの子孫と文明の始まりについて記されています。17~22節にはカインの子孫が7代まで紹介されていますが、これが文明の始まりとなっています。

ヤバルは、家畜を飼うものの先祖となり、ユバルは竪琴や笛を演奏する者の先祖となり、トバルカインは、青銅や鉄で様々な道具を作る者の先祖となりました。

今日では、家畜を飼うものや音楽を奏でる者は至るところにおり、包丁やフライパンなど鉄で道具を使う人も世界中におります。このようにして文明が生まれることも神の御心ということが出来ますが、同じように鉄で鉄砲や軍艦を作る人たちもあります。

文明がすべて良いわけではありません。文明の中には神の御心にかなうものとそうでないものがあることを見極めることも必要なことです。

祈り

天の父なる神様、人類は文明を築き、この世界には様々な働きが生まれてきましたが、ここには人々を愛し、人々の役に立つものもあれば、そうでないものも生まれてきました。振り返ってこの世界を見る時、大切なのは文明そのものよりも、私たちの心こそが大切であることを思わされます。この心が清められ、良き働きをすることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。