2:23 それから長い年月がたち、エジプト王は死んだ。その間イスラエルの人々は労働のゆえにうめき、叫んだ。労働のゆえに助けを求める彼らの叫び声は神に届いた。

2:24 神はその嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた。

2:25 神はイスラエルの人々を顧み、御心に留められた。

 

創世記1513節において、神はアブラハムに次のように言われていました。「主はアブラムに言われた。「よく覚えておくがよい。あなたの子孫は異邦の国で寄留者となり、四百年の間奴隷として仕え、苦しめられるであろう。」

 

イスラエルの民が奴隷として苦しめられることは、すでにアブラハムに預言として語られていたことでした。エジプトに移り住んだイスラエルの民は、やがて400年もの長きにわたって奴隷として苦しみを受けると言われていたのです。そしてその通りになりました。

 

しかし、神はモーセを通して奴隷のイスラエルを解放するという働きを実行に移されます。出エジプトは、強大な罪のエジプトの力から私たちを救い出してくださるという神の恵みを表したものでもあります。

 

「神はその嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた。」とあるように、神は恵みの契約を必ず果たしてくださるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、奴隷のイスラエルが、強大なエジプトから脱出し救われたことはただあなたの恵みによるものでした。モーセの生涯を通してあなたの恵みの深さを知ることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。