7:20 水は勢いを増して更にその上十五アンマに達し、山々を覆った。

7:21 地上で動いていた肉なるものはすべて、鳥も家畜も獣も地に群がり這うものも人も、ことごとく息絶えた。

7:22 乾いた地のすべてのもののうち、その鼻に命の息と霊のあるものはことごとく死んだ。

7:23 地の面にいた生き物はすべて、人をはじめ、家畜、這うもの、空の鳥に至るまでぬぐい去られた。彼らは大地からぬぐい去られ、ノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。

7:24 水は百五十日の間、地上で勢いを失わなかった。

 

この洪水の出来事を通して教えられることの一つは、自分自身が神の前に罪を持つ人間であるということです。聖書の全体がそうであるように、今日の個所も神がこの私に語ってくださっている真理であるとして受け止める必要があります。自分自身も神の前に罪ある人間であり、神の裁きを免れ得ないものであることを教えられます。

 

神は、愛の神であるとともに正義の神です。絶対的な愛であるとともに絶対的な正義なるお方です。そうでなければ真実の神ではありません。神は愛の神だから罪を裁くことはないなどということはありません。罪は必ず償わなければならないものです。しかもその償いは死をもって償わなければならないほどに罪は深刻な問題なのです。

 

この問題に対して神は、神の御子イエス・キリストを人として生まれさせ、キリストの生涯と十字架の死によって、私たちの身代わりに神の裁きを受けることによって、罪の償いを実現してくださいました。

 

ノアの箱舟が教えていることは、さらに罪に対して神の裁きがあることと、神が救いの道を用意して下さっているということです。私たちに求められていることは、神の約束を信頼して生きることです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは愛の神であるとともに義の神でもあられます。罪人をも愛してくださるお方であり、完全な義(正しさ)なるお方でもあられます。罪ある者はあなたの前に立つこともできませんが、この罪を贖う者としてあなたの御子を遣わしてくださいました。このクリスマスの恵みを心から祝うことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。