5:1 わたしたちの地上の住みかである幕屋が滅びても、神によって建物が備えられていることを、わたしたちは知っています。人の手で造られたものではない天にある永遠の住みかです。

 

ヘブライ人への手紙11章によると、アブラハムなど信仰をもって生きた人たちのことについて次のように記されています。「この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです。このように言う人たちは、自分が故郷を探し求めていることを明らかに表しているのです。」(ヘブライ11:13~14)

 

彼らは、「故郷」を探し求めていた人であり、「自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表した」と言われています。さらに同じく16節では、「彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していた」と言われています。

 

今日の聖句によれば「天にある永遠の住みか」です。それはいつか朽ち果ててしまう「仮住まいの住か」ではありません。「わたしたちの地上の住みかである幕屋」とは、地上に生きている私たちの体のことを表しています。私たちの体もいつかは朽ち果ててしまうものですが、私たちの体も朽ちることのない復活の命に生かされるとともに、永遠の住まいに導かれるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、やがては朽ちていくものではなく、いつまでも朽ちることのない、すなわち罪のない体と住処をもたらしてくださる恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。