わたしにとって、生きるとはキリストであり、死ぬことは利益なのです。けれども、肉において生き続ければ、実り多い働きができ、どちらを選ぶべきか、わたしには分かりません。この二つのことの間で、板挟みの状態です。一方では、この世を去って、キリストと共にいたいと熱望しており、この方がはるかに望ましい。フィリピ1:21~23
特に異邦人のキリスト教会にとって、パウロの果たした役割は大きなものがあります。彼は特に異邦人に福音を伝える使命を与えられて、地の果てに至るまで福音を伝えるという大きなビジョンをもって福音を伝えていきました。3回の伝道旅行を行い、彼の働きによってたくさんの教会が生まれてきたばかりではなく、今も新約聖書によって、私たちは大きな恵みを与えられています。
「肉において生き続ければ、実り多い働きができ」というのは誠にその通りでした。パウロさん、もしできれば日本にも来て伝道してくださいと言いたいほどです。
しかし、彼の切なる願いは、「この世を去って、キリストと共にいたいと熱望しており、この方がはるかに望ましい。」と述べているように、この地上の労苦から解き放たれて、キリストと共に永遠に神の家に住むということでした。私たちも同じ希望が約束されているのです。
祈り
天の父なる神様、今、多くの人々が生きる希望を失い、飼う者のない羊のようにさ迷っているように思われますが、あなたは、この世に生きているときも、死を迎えた後も、私たちに希望と将来を与えてくださいます。あなたの約束を覚えて、その御心に生きるものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。